まーとの部屋

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香水の種類と強さを解説!   香りの濃度や持続時間について知ろう④

香水のタイプ(形状)

香水を形状によって種類分けすることもあります。

香水は形状別に分けると主に「スプレータイプ」「ロールオンタイプ」「練り香水」の3つに分類されます。
スプレータイプ
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スプレータイプは、ミスト状の香水が広がるため少量で十分な香りを楽しめる形状です。

香水の最も一般的な形状がこのスプレータイプです。目にする香水のほとんどがスプレータイプと言っても過言ではないでしょう。自分好みの香りを見つけやすいですよ。

特に初心者は、つける量の調節が難しいと感じる方もいるかもしれません。ボトルは瓶のものが多いため、持ち運ぶにはアトマイザー(香水を入れる小さなスプレー容器)に詰め替えが必要です。
ロールオンタイプ
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ロールオンタイプは、容器の先端についたボールを転がしながら直接肌につけるタイプの香水です。

スプレータイプよりも小さなものが多いため、そのまま持ち運ぶことができますよ。余らせる心配も少ないでしょう。

つける量を調整しやすいため、スプレー状の香水だとつけすぎてしまうという方にもおすすめです。

練り香水
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練り香水は固形ワックスのような、硬いクリーム状の香水です。

スプレータイプやロールオンタイプよりほんのりと香るので、つけすぎる心配はほとんどありません。アルコールを使っていないため、髪の毛につけることもできます。

容器が小さいものが多いため、持ち運びにも便利ですよ。

しかし他のタイプよりもつける手間がかかるので、面倒に感じる方もいるかもしれません。

香水の種類と強さを解説!   香りの濃度や持続時間について知ろう③

香水の代表的な香りの種類
香水を香りによって種類分けすることもあります。「香りの系統」と呼ばれることの多い分類方法です。

香りの大まかな系統を知れば、自分にぴったりの香りを探しやすくなりますよ。
女性に大人気!レディース香水といえば|フローラル系
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フローラル系の香水は女性らしく華やかな香りが特徴。
ローズやジャスミンなどの花の香料が使われています。
世代を超えて多くの女性に人気の香りです。
レディースフレグランスでは定番の香調ですね♪
男性に大人気!メンズ香水の代表格|ウッディ系
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ウッディ系の香りは「クールでセクシー」や「ミステリアス​」な印象。樹木の落ち着いた香りが大人な印象を与えます。

メンズ香水に多い香りですが、ユニセックスの香水に使われることもありますよ。
レディースもメンズも爽やかな印象に|シトラス
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レモンやオレンジ、グレープフルーツなどのシトラス系(柑橘系)の香りはナチュラルでさっぱりした印象。爽やかで万人受けするのが特徴です!

人気の香りですので、レディース、メンズ問わず多くのシトラス系香水が販売されています。

シトラスの香りはリフレッシュ感があるため、気分転換したい時にぴったり♪夏でも使いやすい香りです。

自然を感じるナチュラルな香り|グリーン系
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グリーン系の香りは簡単に言うと「青葉の香り」。
甘さを抑えた香水が多く、さまざまなシーンにマッチします。
ナチュラルで優しい印象や「デキる人」の印象を与えたい人におすすめです♡
異国情緒あふれる|オリエンタル系
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中東やアジアを連想させるオリエンタル系の香り。お香やくせのある甘さを軸にした香りで、高級感や落ち着きを感じられる香調が多いです。

人によって好き嫌いが分かれる特徴的な香りが多いため、普段使いにはあまり向きません。セクシーな印象があるので、ドレスアップした日などにおすすめです。

香水の種類と強さを解説!   香りの濃度や持続時間について知ろう②

香水のつけ方!香水の強さを付け方で調節してみよう

「お気に入りの香水があるけれど、オードパルファムだから普段使いはしにくいのかも」「オーデコロンをつけているけれど、香りの強さが物足りない」など、自分の香水がお好みの強さでない場合は、香水の付け方で香りの強さを調整することができます。

香水の香りを弱くしたい場合におすすめの付け方
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オードパルファムなど強めの香水を弱くふんわりと香らせたい場合は、外出する30分ほど前に香水をつけましょう。

香水は、つけたてのトップノートが一番強く香るため、香りが落ち着いたころに外出することで香りの強さを抑えることができます。

香水をつける場所でも香りの強さを控えめにすることができます。
太ももなどの下半身につけると、手首やうなじにつけるよりも優しく香るためおすすめですよ。

空中に香水をスプレーした後、その空間をくぐって香りをまとってもさりげなく香ります。

さらに香りを弱めたい場合は、香水をつけたハンカチで肌をポンポンと軽くたたくようにしてつけるのも良いでしょう。

香水の香りを強くしたい場合におすすめの付け方
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オーデコロンなどの弱めの香水をもう少し強く香らせたい場合は、手首や首筋、胸元など、香水が強く香りやすい箇所につけるのがおすすめですよ。

もちろん、香水をつける量を増やすことで香りを強めることも可能です。

ただし香水を長くつけていると、自分の鼻が香りに慣れて必要な量より多くつけてしまいがちになります。香害に繋がり周りの人の迷惑になる可能性があるため注意してください。

香水の種類と強さを解説!   香りの濃度や持続時間について知ろう①

香水の種類と強さ

香水は精油や合成香料、動物香料などの「香料」とアルコール、蒸留水で作られており、その中での「香料」の割合【賦香率(ふこうりつ)】によって香りの濃度や持続時間が変わります。

フレグランスは、この賦香率が高いと濃度が高くて持続時間が長く、低いと濃度が低くて持続時間が短いのが特徴です。

香水は、濃度によって香りの強さが異なり、それぞれに呼び方があります。ここでは、香りが強い順に、濃度による香水の分類をご紹介します。

パルファム(パルファン)ーparfum

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濃度

15〜30%

持続時間

5〜7時間

特徴

香料の濃度が非常に高く、持続性が高い。現在はライトな香りが好まれるためあまり製造されていない。

パルファムは最も濃度の高い香水です。

パーティーなどの特別な日にはおすすめですが、香りが非常に強いため普段使いには向きません。

香害になりやすいため、香りが広がりにくい下半身に1滴だけつけるなどの工夫が必要です。使い方が難しいため、かなり上級者向けの香水と言えるでしょう。

香りの持続時間が長く、一日中つけ直さなくて良い点は魅力的ですね。

近年、濃度が低く気軽に使える香水が人気となってきていることからパルファムの生産量は減ってきており、最近ではほとんど見かけないのが現状です。

オードパルファム(オードパルファン)-eau de parfum(EDP)

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濃度
10~15%
持続時間
4~5時間
特徴
・濃いめの香水で一番使いやすいちょうどよい濃度・香りの広がりや深みを求めるならオードパルファム
オードパルファムは、香りは少し強めですが香水らしく使いやすい濃度です。

深みのある香りが多く、香水の魅力を存分に楽しむことができますよ。

しかし、香りが広がりやすい高温多湿の夏に使用する場合は、いつもより1プッシュ減らすなどつけすぎないように注意する必要があります。

オフィスや学校などには向かないこともあるので、購入する際はテスター等で一度試してみると良いでしょう。

オードトワレ-eau de toilette(EDT)
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濃度
5~10%
持続時間
3~4時間
特徴
・濃度も持続時間もほどほどで、カジュアル使いにぴったり・最もスタンダードなタイプで初心者さんにもおすすめ
オードトワレは、誰でも気軽に使いやすい濃度です。

香りが強すぎないため、季節やシーンを選ばず普段使いしやすい点が特長。香水初心者の方はオードトワレから挑戦するのがおすすめです。

とはいえしっかりと香水らしさを感じる濃度なので、物足りないと感じる方は少ないでしょう。

しかし、香りの持続時間は3〜4時間とあまり長くはないため、1日中良い香りをまとっていたい方は何度かつけ直す必要があります。

オーデコロン-eau de cologne(EDC)
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濃度
3~5%
持続時間
1~2時間
特徴
・オードトワレよりさらにライトでカジュアルな香りが多い・気軽につけなおせるので香りが飛びやすい夏に最適
・お風呂上りに付けてリフレッシュタイムにも使える
オーデコロンは、オードトワレよりもさらに気軽に使える濃度です。

香りが薄めなので、香害になるリスクが低くカジュアルで普段使いしやすいでしょう。香りが広がりやすい夏や、オフィスシーンでも気兼ねなく使えます。

しかし、香りの持続時間が1〜2時間と短いため、つけ直しは必須です。つけたてでも香りが強すぎないので、気軽につけ直すことができますよ。

香水の深みのある香りを楽しみたいという方は、少し物足りなく感じるかもしれません。
オーデサントゥール-eau de senteur(EDS)
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濃度
1~3%
持続時間
1時間
特徴
・コロンよりさらに持続時間・濃度が低い・アルコールフリーなものが多く、肌に優しい
・ほのかな香り立ち
オーデサントゥールは、最も濃度が低い香水です。

販売されているものは非常に少ないため、見かけることはほとんどないかもしれません。

ふんわりとほのかに香りをまとうことができます。

アルコールを使わずに作られているものが多く、肌に優しいのが嬉しいポイントです。肌が弱いけれど香水をつけてみたいという方は、まずはオーデサントゥールから試してみるのも良いかもしれませんね。